転職の年収交渉をいつ切り出すかと、任せられる範囲
交渉の中心は内定後の条件提示の場です。エージェントに任せる場合、交渉を代行すると明示しているのは掲載201件のうち14件にとどまります。任せられる範囲と自分で言う範囲を分けて整理しました。
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「職種別のおすすめ」を探すとき、前提として知っておくと判断が変わる数字があります。以下の件数は、2026年8月時点で掲載している201件を数えたものです。
職種を限らずに扱う総合型は72件でした。全体の3分の1強にあたります。残りは分野を絞った特化型で、1件のサービスが複数の分野にまたがる場合もあります。
総合型は扱う範囲が広いぶん、担当者が特定の職種に詳しいとは限りません。特化型は範囲が狭いぶん、その職種の事情を前提に話が進みます。どちらが優れているという話ではなく、何を求めるかで向きが変わります。
分野ごとの掲載数は、最も多いコンサル・金融が32件、IT・エンジニアが31件です。ここから急に減り、その他医療専門職が10件、介護・福祉とゲーム・エンタメが9件と続きます。
薬剤師、会計・管理部門・士業、公務員・教育がそれぞれ8件、保育が7件、看護師・医師・建設施工管理・物流ドライバー・飲食宿泊がそれぞれ6件です。製造・工場と美容・アパレルが4件、営業職が2件になります。
同じ「特化型がある職種」でも、32件から選ぶのと2件から選ぶのでは意味が違います。職種別の記事を読むときは、その職種に何件あるのかを先に見てください。
選べる数が少ないと、条件で外れたときの逃げ道がありません。掲載している201件のうち78件が年齢の上限を設けていて、48件が対応地域を都道府県で限っています。特化型が2件しかない職種で、その2件がどちらも対応地域を限っていれば、地域が合わない人には選択肢が残りません。
この場合は総合型から入るほうが現実的です。総合型72件のうち多くは全国を対象にしていて、年齢の条件も緩やかです。職種の専門性は落ちますが、話が始まらないよりは進みます。
分野を3つの層に分けると、選び方が見えてきます。
コンサル・金融が32件、IT・エンジニアが31件です。この2分野は特化型だけで30件を超えるため、特化型の中で比べることができます。担当者の専門性、扱う求人の階層、未経験を受け入れるかどうかで、同じ分野の中に違いがあります。
この層では、総合型から入る理由が薄くなります。分野の中で条件を満たすサービスが複数あるので、そこから選ぶほうが話が早く進みます。
数が多いことには別の面もあります。同じ分野に30件あると、どれも似た説明をしているように見えて選べません。この場合は分野で絞ったあと、対応年齢と対応地域でもう一段絞ると数が扱える範囲まで落ちます。ハイクラスや専門職に絞ると明示しているサービスもあり、経験の量で分かれる場合もあります。
その他医療専門職が10件、介護・福祉とゲーム・エンタメがそれぞれ9件、薬剤師・会計管理部門・公務員教育がそれぞれ8件、保育が7件です。この層は、特化型の中で2つか3つを比べられる程度の数になります。
条件で半分が外れると残りは3件か4件になるため、総合型を1つ併せて持っておくと選択肢が保てます。この層で「おすすめ10選」のような記事を見かけたら、その職種に10件も特化型があるのかを確かめてください。
この層の分野は、資格や業界の慣行が選択に効きます。薬剤師なら勤務先が調剤薬局か病院かドラッグストアかで働き方が変わりますし、保育なら園の運営主体で条件が変わります。総合型の担当者にこの区別まで求めるのは難しく、特化型を1つ持つ意味がここに出ます。
看護師・医師・建設施工管理・物流ドライバー・飲食宿泊がそれぞれ6件、製造工場と美容アパレルが4件、営業職が2件です。この層では、特化型だけで選び切ることが難しくなります。
数が少ない理由は分野によって違います。営業職のように総合型が同じ求人を扱っているため特化する必要が薄い分野もあれば、まだ調べ切れていない分野もあります。当サイトの掲載数は市場の全体ではなく、調べた範囲の数であることを前提に読んでください。
看護師と医師がそれぞれ6件というのは、実感より少なく見えるかもしれません。医療系の転職サービスは数多く存在しますが、当サイトが条件を確認できたものだけを載せているためこの数になります。数が少ない分野では、掲載しているサービスを起点にしつつ、面談で扱う求人の範囲を聞くほうが確かです。
建設・施工管理と物流・ドライバーは、人手が足りないと言われる分野でありながら6件ずつにとどまります。この2分野は未経験からの入職を前提にした支援が組まれていることが多く、資格の取得まで見据えた提案を受けられる場合があります。
歯科衛生士、理学療法士、作業療法士のような職種は、その他医療専門職の10件に含まれます。分野の名前として独立していないだけで、対象から外れているわけではありません。
一方、分野名にも掲載にも見当たらない職種はあります。その場合は総合型から入り、面談でその職種を扱っているかを確かめる進め方になります。扱っていなければ紹介は来ないので、早い段階で聞いてください。
職種の呼び名が会社によって違う場合もあります。同じ仕事が「カスタマーサクセス」とも「法人営業」とも呼ばれ、分野の分類がずれます。呼び名で探して見つからないときは、仕事の中身で近い分野を見るほうが早く見つかります。
下の表は、総合型と特化型を並べたものです。対応年齢と対応地域の行を見比べると、同じ職種向けでも条件が違うことが分かります。
職種だけで絞ると、条件で外れたことに気づけません。掛け合わせると何が残るかを見ておくと、探し方が変わります。
対応地域を都道府県で限っているサービスは48件あります。特化型はこの中に多く含まれ、地場の企業とのつながりを強みにしている場合があります。
職種と地域の両方で絞ると、残る数は一気に減ります。数が6件の分野で、そのうち3件が首都圏だけを対象にしていれば、地方に住む人に残るのは3件です。この状態で「おすすめ6選」を読んでも、半分は最初から対象外になります。地域の条件は職種より先に見てください。
年齢の上限を設けているサービスは78件です。特化型のうち、20代を対象にする層は上限を29歳前後に置いています。IT・エンジニアの分野に31件あっても、そのうち何件かは30歳で対象から外れます。
分野の件数は入口の数であって、自分が選べる数ではありません。年齢と地域を当てはめたあとに残る数が、実際の選択肢になります。
未経験からの応募を受け入れると公式サイトで明示しているサービスは34件です。この34件は分野が偏っていて、IT・エンジニア、建設・施工管理、介護・福祉に集まります。
未経験で入りやすい分野は、支援の側も未経験を前提に組まれています。逆に、経験を前提にしている分野で未経験から挑むと、特化型ほど条件が厳しくなります。この場合は総合型で幅を持たせるほうが話が進みます。
分野の数だけでは決まりません。職種の性質によって、特化型の効き方が変わります。
看護師、薬剤師、保育士、介護福祉士のように資格が前提になる職種では、特化型が効きます。資格の種類、勤務先の形態、夜勤の有無といった条件が、その職種の中でしか意味を持たないためです。
総合型の担当者にこの区別を求めるのは無理があります。掲載している分野でも、看護師6件、薬剤師8件、保育7件、介護・福祉9件と、資格職には一定数の特化型があります。
資格職では、派遣という選択肢が併存する場合もあります。同じ会社が職業紹介と労働者派遣の両方の許可を持ち、正社員と派遣の両方を扱うことがあります。会社概要に2つの許可番号が並んでいれば、その両方を扱う事業者だと分かります。どちらで働くかを決めていない段階なら、両方を扱う相手のほうが話が早く済みます。
未経験から入る場合、特化型が効くかどうかは分野によって分かれます。IT・エンジニアのように研修と組み合わせた支援があるなら、特化型が効きます。掲載しているサービスのうち、未経験からの応募を受け入れると公式サイトで明示しているのは34件で、研修や学習の支援があると明示しているサービスもあります。
一方、未経験の受け入れが職種ではなく企業側の事情で決まる分野では、特化型でも総合型でも差が出にくくなります。この場合は、未経験を明示しているかどうかで選ぶほうが実利があります。
未経験の受け入れを掲げているサービスの中には、研修や学習の支援と組み合わせているものがあります。入職の前に学ぶ形と、入職後に資格を取る形の2通りがあり、どちらを想定しているかで拘束される時間が変わります。費用の負担が発生する形もあるため、無料かどうかは登録の前に確かめてください。
いまの職種から別の職種へ移る場合、特化型は片側しか見ていません。移る先の分野に特化したサービスに登録すると、いまの経験をどう説明するかは自分で考えることになります。
この場合は総合型のほうが噛み合います。職種をまたぐ移動を前提に、経験のどこを持ち運べるかを一緒に整理する形になるためです。移る先が決まっているなら、そのあとで特化型を足すという順番も取れます。
移る先を決めていない段階で特化型に登録すると、その分野へ進む前提で話が組まれます。それが悪いわけではありませんが、比べる相手がいない状態で1つの分野の話だけを聞くことになります。決めていないなら、決めていないと伝えてください。
キャリアの相談だけを行うサービスもあります。求人を紹介しないため転職の場ではありませんが、職種を変えるかどうかを決める段階では噛み合う場合があります。費用は求職者が負担する形が多く、掲載している中では5件が該当します。
複数に登録するのは一般的な進め方ですが、増やせばよいというものではありません。
目安は2社から3社です。総合型を1つ持っておくと、職種を変える選択肢が残ります。特化型を1つか2つ足すと、その分野の事情を前提にした話ができます。
数が少ない分野では、特化型が1件しか条件に合わないという場合もあります。そのときは総合型を2つにして、扱う求人の幅で補うほうが現実的です。
総合型を2つ持つ場合、性質の違うものを選ぶと重なりが減ります。担当者が求人を紹介する形と、経歴を登録して企業からの連絡を待つ形を1つずつ持つと、届く求人の出どころが変わります。同じ形を2つ持つより、選択肢の幅が広がります。
複数のサービスから同じ求人を紹介されることがあります。同じ企業に2つの経路から応募すると、企業側で重複と判断されて選考が止まる場合があります。
紹介を受けた時点で企業名を控えておき、重なったら片方で進めると決めておくと防げます。どちらで進めるかは、担当者との話しやすさで決めて構いません。
登録した数だけ、面談と連絡が増えます。紹介された求人に返事をする作業も増えます。3社を超えたあたりから、断る作業のほうが時間を取るようになります。
進める気が無くなったサービスには、その旨を伝えてください。連絡を絶つより手間が少なく、あとで再開したいときにも話が早く済みます。
下のカードは、分野を絞ったうえで対応地域も限っている1件です。条件が狭いサービスは、その範囲に入る人には濃い支援が期待できます。
職種で絞る前に、条件で外れていないかを見ておくと無駄が減ります。
年齢の上限を設けているサービスが78件、対応地域を都道府県で限っているサービスが48件あります。職種が合っていても、ここで外れると紹介を受けられません。
特化型は総合型より条件が狭い傾向があります。対象を絞ることで支援を濃くする設計なので、条件の確認は特化型ほど重要になります。
掲載している201件のうち19件は求人を紹介しません。経歴を登録して企業からの連絡を待つ形や、キャリアの相談だけを行う形が含まれます。
職種で検索して出てきたサービスが、この19件のどれかである場合があります。「その職種に強い」と書かれていても、求人の紹介があるかどうかは別に確かめてください。
無料のサービスの費用は、採用が決まった企業が払っています。求職者が費用を負担するサービスも5件あり、キャリアの相談やスクールに集中しています。
職種を変える相談をしたい場合、この5件が候補に入ることがあります。金額は入会金だけで数万円かかるものもあるため、無料のサービスと同じ感覚で登録すると話が変わります。
4問に答えると、対応年齢・対応地域・就業状況の条件に合うサービスだけが残ります。掲載しているのは転職サービスで、求人情報ではありません。
4問に答えると、対応年齢・対応地域・就業状況の条件に合うサービスだけが残ります。掲載しているのは転職サービスで、求人情報ではありません。