転職の年収交渉をいつ切り出すかと、任せられる範囲
交渉の中心は内定後の条件提示の場です。エージェントに任せる場合、交渉を代行すると明示しているのは掲載201件のうち14件にとどまります。任せられる範囲と自分で言う範囲を分けて整理しました。
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構えすぎると疲れます。何が起きる場なのかを先に押さえてください。
面談は、担当者が経歴と希望を把握して、紹介できる求人があるかを判断する場です。企業の選考とは別のもので、ここで落とされるという性質のものではありません。
ただし、条件から外れていれば紹介はできません。掲載している201件のうち78件が年齢の上限を設けていて、48件が対応地域を都道府県で限っています。実務経験を必須としているサービスも14件あります。以下の件数は2026年8月時点のものになります。
条件で外れる場合、面談の前に分かることがほとんどです。条件別の一覧で対応年齢と対応地域から絞り込めますし、診断なら4問で同じ絞り込みができます。面談まで進んでから対象外と分かる事態は、これで減らせます。
前半は、これまでの職務を順に確認する時間になります。いつどこで何をしたか、どんな役割だったか、どんな成果があったかを話します。書類に書いてあることを口頭で補う形なので、暗記する必要はありません。
後半は、これから何をしたいかの整理になります。職種、勤務地、年収、働き方の4つが軸で、どこまで譲れるかを聞かれます。決まっていない項目があっても構いません。決まっていないと伝えるほうが、後の食い違いが減ります。
最後に、紹介できそうな求人の見当が伝えられます。その場で具体的な案件が出ることもあれば、探して連絡すると言われることもあります。どちらも通常の進み方です。
1時間前後が一般的です。オンラインで行う事業者が増えていて、移動の時間が要りません。在職中なら、平日の夜や週末に対応する事業者もあります。
対面を希望する場合、拠点の場所が関わります。対応地域を限っている48件では、その範囲に拠点があることが多くなります。全国を対象にする153件でも、対面の拠点が近くにあるとは限りません。
面談の回数は事業者ごとに違います。1回で終わる場合と、書類を直してから2回目を行う場合があります。時間をかける前提の事業者もあり、公式サイトで面談に時間をかけると明示しているサービスもあります。
多くありません。
書き上がっていなくても、その状態で持っていって構いません。むしろ完成前に見せたほうが、直す前提での助言が受けられます。何を書けばよいか分からないなら、下書きの段階で相談してください。
書く内容は、担当した業務、使った道具や技術、扱った規模の数字の3つが軸になります。書かれていない経験は、無いものとして扱われます。思い出せる範囲で並べておいてください。
前職の売上や顧客の名前など、守秘義務に触れる可能性がある内容は避けてください。数字を出す場合は、公開されている範囲か、規模感にとどめる形が安全です。
職種、勤務地、年収、働き方の4つについて、譲れないものと譲れるものを分けておいてください。すべてを固定すると当てはまる求人が消えます。譲れないものを1つか2つに絞ると、選択肢が出てきます。
年収は、下限だけ決めておけば足ります。いくら以上でないと生活が回らないという線があれば、それを伝えてください。上限を気にする必要はありません。
いつから働けるかも聞かれます。在職中なら、退職の申し出から実際に辞めるまでの期間を見積もっておいてください。就業規則で1か月前と定められていることが多く、引き継ぎを含めるとそれ以上かかる場合もあります。
自由としている事業者が多く、スーツでなくても差し支えありません。仕事帰りにそのまま行く形も一般的です。迷うなら、襟のあるものを選んでおけば外れません。
オンラインの場合、上半身が整っていれば足ります。背景が映り込む場合は、壁を背にするか背景を差し替えてください。音が入る場所は避け、静かな環境を確保してください。
在職中に会社から出る場合、普段と違う服装は目に付きます。着替えは駅や外の施設で済ませてください。伝わる経路とその塞ぎ方は在職中の転職活動が現職に伝わる経路と、その塞ぎ方にまとめています。
面談は一方的に聞かれる場ではありません。聞く項目を先に決めておくと、1回でその事業者を判断できます。
最も重要な質問です。希望を伝えたうえで、いま紹介できる求人がどれくらいあるかを尋ねてください。数が極端に少ない、あるいは答えが曖昧なら、そのサービスに時間をかける理由は薄くなります。
エージェントが紹介できるのは、契約している企業の募集だけです。世の中の求人すべてから選ぶわけではないため、希望が在庫の外にあれば紹介は来ません。この点を確かめないまま待つと、時間だけが過ぎます。
条件をどこか緩めれば出てくるのかも、合わせて聞いてください。緩める先が分かれば、受け入れるかどうかを自分で判断できます。
その事業者がどの分野を扱うかを確かめてください。掲載している201件のうち、職種を限らない総合型は72件で、残りは分野を絞った特化型です。分野ごとの掲載数には開きがあり、多い分野は32件、少ない分野は2件になります。
自分の職種を扱っていない事業者に登録すると、条件を満たしていても紹介は来ません。サービス名からは扱う範囲が読み取れないことも多いため、面談で確かめるのが確実です。
職種を変えたい場合は、その旨も伝えてください。移る先の分野を扱っているか、いまの経験をどう見るかで、話の進み方が変わります。分野の選び方は職種別に転職エージェントを選ぶときの判断材料にまとめています。
紹介された求人について、なぜこれなのかを尋ねてください。希望のどこに合っているのか、合っていない部分をどう見ているのかを説明できるかで、担当者の仕事の質が見えます。
答えが「いま募集が出ているので」だけなら、在庫から出しただけの可能性があります。良い面だけを並べる説明が続く場合も、判断の材料が足りません。合わない点を隠さずに言う相手のほうが、結果として信用できます。
事業者が許可を受けているかも、確かめておくと材料が増えます。掲載している201件を運営する137社のうち、許可番号を確認できたのは100社でした。確かめ方は有料職業紹介の許可番号を自分で確かめる方法にまとめています。
下の表は、扱う範囲と種別が違う3件を並べたものです。表頭のラベルが、登録したあとに何が起きるかを示します。
正直に話すほうが、結果として噛み合います。
経歴や在籍の期間を実際と変えて伝えると、書類の作成や企業への推薦の段階で食い違いが出ます。紹介の前提が崩れると、そこから先が進まなくなります。
言いたくないことは、言いたくないと伝えて構いません。答える義務のない項目もあります。家族の状況や資産のように業務に必要でない情報は、収集してはならないものとして指針に挙げられています。
在職中であることも隠す必要はありません。掲載している範囲では、在職中を理由に対象外としているサービスは確認していません。学生を対象外にしているものは15件あり、就業の状況で分ける例はそちらになります。
希望が固まっていない段階で「決まっているふり」をすると、その前提で紹介が組まれます。あとで違うと言うより、最初から決めていないと伝えるほうが早く済みます。
転職するかどうか自体を決めていない場合も同じです。事業者によっては、そこから相談に乗る形を取ります。求人が出てこないことを前提に話を進めてもらえるなら、無駄が減ります。
決めるための整理そのものを目的にするなら、求人を紹介しない種別も候補になります。掲載している201件のうち19件がこれにあたり、キャリアの相談だけを行う形が3件含まれます。
併用していることを聞かれたら、答えて構いません。禁止するためではなく、選考の重複を避けて進み方を把握するためです。応募済みの企業名を伝えると、同じ企業を別の経路から紹介される事態を防げます。
サービス名まで答える義務はありません。「他にも登録しています」で足ります。進め方は転職エージェントの掛け持ちで増えるものと減るものにまとめています。
下のカードは、対応年齢と対応地域を絞ったうえで支援の内容も明示している1件です。条件が狭いサービスは、その範囲に入る人には濃い支援が期待できます。
4問に答えると、対応年齢・対応地域・就業状況の条件に合うサービスだけが残ります。掲載しているのは転職サービスで、求人情報ではありません。
4問に答えると、対応年齢・対応地域・就業状況の条件に合うサービスだけが残ります。掲載しているのは転職サービスで、求人情報ではありません。